北の国から・・・出たい

北海道在住、北国ならではの情報をお届けする・・・訳ではない、ただの三十路男の日記

お題「もう一度行きたい場所」

お題「もう一度行きたい場所」

 

旅行が好きで、あちこちプラプラしていた学生時代。

 

もう本当、ここ行きたいな〜って思ったら金を貯めては行ってました。

 

就職してからは、ワガママ言いつつ旅を続けていましたが

一ヶ月以上に及ぶ旅はやはり難しい。

 

自由って素晴らしいなぁ・・・って思う瞬間。

 

クソッタレ社会に不満バクハツ。

長期旅行させろやコンチ◯ショウ!(言い過ぎ)

 

まぁ、それはともかく。

 

このお題を見て、かつて行った土地が色々フラッシュバック(使い方違う)してきたので、あの景色をもう一度っていう場所をベスト3で発表したいと思います。

 

誰も興味ないと思うけど発表します。

えぇしますとも。自己満ですから。

 

では第3位!

 

ジャカジャカジャカジャカジャーン!!

 

インドのバラナシ、早朝のガンジス川

 

あれは忘れもしない21歳の秋。

 

自転車でインドを旅していたとき、バラナシという街と出会いました。

 

ここはヒンドゥー教徒達が聖なる川「ガンジス」を目指してやってくる神秘的な街なのです。

 

まぁ、家族ほったらかしで出家して好き放題修行している坊さんやら、日本からやってきてそのままインド人と結婚して暮らしている女の子やら、色んな意味で神秘的な人たちが集まってくる街なので本当にカオスです。

 

そんななかなか俺を退屈させてくれないこのバラナシ。

 

そこに脈々と流れる、すべてを受け入れる川。ガンジス川

 

せっかくなんでそのガンジス川で沐浴することになりました。

 

朝6時前だったかな?

 

あちこちで火が焚かれ、朝焼けの明かりが薄っすらと辺りを照らし出す中、真面目(?)な信者が沐浴をしている光景をみたときすごい感動したのを覚えています。

 

敬虔な信者が川に浸かりお祈りをする光景は

とても清らかな気持ちにさせてくれました。

 

この時は本当に綺麗で、来てよかったと思う瞬間でした。

 

ただ、問題はこの後でした。

 

川が汚かった・・・

知ってたけど・・・

 

実際、川縁にいって川の様子を目の当たりにすると「Oh!」と自然と口にしてしまいます。

 

当時「ガンジス川でバタフライ」という映画があり、長澤まさみがこのガンジス川で実際に泳いだという事前情報をキャッチしていた私は、ここでビビってひいては男が廃る!と妙な使命感を抱き、ガンジス川で沐浴すると決めていたのです。

 

そう入ったの、あの川に。

 

とてもじゃないけどダイブする気持ちにはなれず、ソロソロと熱湯風呂にはいるかのごとく片足からゆっくり浸かっていきました。

 

川底はヌメっとしており、思わず「Oh!No!」と口から漏れ出てしまいましたが、なんとか肩までつかることに成功。

 

雰囲気大事!と思い、ちょうどでてきた朝日に向かってヒンドゥー教徒でもないのにお祈りしてました。

 

しかし、まぁ何というか、隣にいたインド人の親父が歯を磨いていて

「クチュクチュ・・・ぺッ!」

と川に直接吐き出すわ(しかも奴がいたのは川上)

 

船に乗ってガンジス川観光している観光客には

「Wow!! Crazy Japanese!!」(笑)

と言われ写真撮られるわ

 

目の前を笑顔でクロール水泳するインド人はいるわ

 

神聖な時間に水をさしてくる、さしてくる・・・。川なだけに。

 

もう朝からこの街はカオスでしたよ。

 

最初見たときの神聖な景色はやつらのおかげで一気に吹き飛ぶ訳ですね。

 

そんなこんなでなんとかガンジス川で沐浴というミッションを果たした私は

即行でホテルに戻りシャワーを浴びたが・・・

 

その三日後・・・

 

壮絶な下痢と高熱に冒されます。

ガンジス川の力をまざまざと見せつけられた。

 

ガンジス川ってコレラ菌も生きられないくらい汚いらしいです。

なんかよくわからないけど、ヤバいんだなぁというのは伝わる・・・。

 

一週間に及ぶ闘病生活のあと、私は思いました。

 

もう二度とあの場所には生きたくないと・・・。

 

・・・あれ?なんか違うぞ?